【試乗】メルセデス・ベンツ・Eクラス [新車]

 最新Eクラスのスタイルは、各部に丸味が与えられた従来型よりもややシャープさが増したイメージ。「新しい解釈」という4灯式のフロントライトは、今やC/Sという兄弟セダンときっちりした差別化をはかるための、Eクラスには欠かせないデザイン要素だ。インテリアの仕上がり質感は文句のつけようがない。これまでセンターパネルの下部にレイアウトしていたナビ用モニターが、メーターパネル横の“一等地”に移されたのは、いかにも最新のモデルらしい。

 スペインで開催された国際試乗会でドライブしたのは、トップグレードの8気筒「E500」と6気筒の「E350」、そして“ダウンサイズ・コンセプト”に則ったターボ付き4気筒を積む「E250」の3モデル。これまでガソリンエンジンの直噴化に及び腰(?)だったメルセデスだが、後2者はリーンバーン方式で一層の燃費向上をねらった、最新の直噴システムを採用する。

 動力性能の余裕が大きいのは、当然ながらE500。多気筒エンジンのうえに低回転域を常用出来るので、静粛性も一級品だ。シリーズの“基準車”となりそうなE350も、日常ではアクセル開度が4分の1程度で事足りてしまう印象。一方のE250は低回転域からの過給効果で加速力自体は不足のないものの、3500回転付近から明確に耳に届く“4気筒音”と5ATと組み合わされる事のハンディキャップによって、やはり「Eクラスにはより上級な心臓がほしい」という印象を抱く人も表れるかもしれない。

 フットワークはいかにもメルセデスらしいフラット感の高さが印象的。そのうえで、エアサスを用いるE500は、やはりロードノイズの遮断性などに一日の長がある。

続きはこちら→【試乗】メルセデス・ベンツ・Eクラス

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